禁煙1か月目の離脱症状や体調変化は?
- 2023.09.08
- 禁煙について

禁煙を決意してから4週間も経過すると、初期の頃に感じた離脱症状などはかなり和らいできます。タバコのことを忘れている時間が長くなるのです。それでは、4週間経つとどう変化するのでしょうか?それぞれ見ていきましょう。
肺機能が改善する
4週間目で感じる効果のひとつは、少しずつ身体が軽くなっていくことです。たばこを吸っていた時には、1階から3階まで階段で上ると息切れをしていたとしても、禁煙を1か月もすれば、息切れが徐々になくなってきます。
完全に肺の働きが元に戻ったわけではありません。しかし、少なくとも元の状態に戻りつつある段階といえるでしょう。それと同時に、今まで吸っていたたばこがどれだけ自分の身体を蝕んできたかを知ることになります。
このような変化があることにより、禁煙をして良かったと感じる人も多いです。
また、禁煙をしてから1か月も経過すると咳が終息します。これは、今までニコチンを吸い続けて肺に負担がかかっていたため咳が出ていたからです。
禁煙をした後は、肺に負担をかけることなくクリーンな空気しか吸い込みません。咳が出にくくなりいつの間にか咳が出ていたことすら忘れてしまうこともあり得えるでしょう。
集中力が長持ちするようになる
禁煙をして1週間ぐらいの時には、勉強や仕事をしている時でも集中力がなくなることも多いです。しかし、禁煙から1か月近く経過すると集中力も少しずつ長持ちするようになります。
人によっては、たばこを吸う前の集中力に戻っていることもあり得ます。それは、たばこを吸いたい気持ちが消えてきているからです。
今まで1時間おきにたばこを吸っていた人ならば、次第にそわそわして集中力はなくなります。しかし、4週間も経過してたばこの存在を忘れているとすれば、1時間が経過したとしても集中力が持続していることも多くなるのです。
結果的に、仕事や勉強を短縮して行うことができるようになり、効率的な生活を送ることが可能になります。
眠気がなくなる
たばこをやめたことによる眠気は、4週間が経過してもまだ続くことがあります。しかし、それ以前に比べると眠気が軽くなっているでしょう。
もし眠気に襲われたとしても、それは単に睡眠不足や気温が暖かくなり眠くなっただけかもしれません。
また、禁煙4週間目になると、朝の目覚めがよくなることも多いです。たばこを吸っている時には寝不足だったのに、夜ぐっすり眠ることができて寝不足の状態から脱せます。
ニコチンによって乱されていた神経回路が戻ることによって、睡眠がよく取れるからです。日中の眠気がなくなることもここに起因しています。
タバコの煙が嫌になる
禁煙4週間目になると、たばこの煙に対して嫌悪感を示す人が出てきます。辞めてしばらく経過すると「タバコの煙はこんなに臭かったのか」と感じるようになるのです。
喫煙者と話をしている時などは、その人の身体からタバコのにおいがすることに気がつくでしょう。

太る
タバコをやめてしばらくすると、太ってしまう人が多いです。これは、たばこをやめたことにより口が寂しくなり、普段よりもたくさんの食事を食べてしまうからです。
また、味覚がもとに戻ることで、食事がおいしくたくさん食べてしまうことも理由に挙げられます。
この時期にあると、ニコチンもかなり抜けてくるため、そろそろ食事の量を元に戻すタイミングといってもよいでしょう。
極度に食べなくなると身体に負担がかかってしまうことから、少しずつ量を減らしていくことが重要です。
まとめ
このように、1か月も経過すると様々な体調の変化が起こりえます。離脱症状も少なくなりますが、だからといって「一本だけならたばこを吸ってもよいだろう」と考えないことです。
一本でも吸えばたちまち喫煙状態に戻ってしまい、今までの努力がすべて水の泡になります。
気持ちを強くもって、禁煙を続けましょう。
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