禁煙3か月目の離脱症状や体調変化は?
- 2023.09.11
- 禁煙について

禁煙3か月目になると、ニコチン離脱症状や体調はどのように変わってきているのでしょうか?それぞれ見ていきましょう。
禁煙3か月目のニコチン離脱症状
禁煙も3か月目もすると、いろいろな変化や効果が目立って多く現れてくるだろうと思うかもしれませんが、実は意外とそうでもありません。
このくらいの時期になると変化や効果そのものの発生もなだらかになってきているからです。
大きな変化が明らかに感じられるのは、むしろ最初の数週間と思っていても良いでしょう。その後は毎週毎週何かの違いに驚くようなことはありません。
ニコチン離脱症状に関して言えば、3か月目にも入るとほとんど生じなくなっているでしょう。タバコを吸いたいという欲求はかなり低下してきているはずです。
最初の1週間や2週間あたりの時点では、四六時中タバコのことばかり頭に浮かんで他のことが何も手につかない状態になることも珍しくありません。
しかし、3か月目にも入ると、もはや体内にはニコチンは存在していません。つまり、ニコチンのレベルとしてはもともとタバコを一切吸わない人と同じくゼロになってしまっています。喫煙時に保たれていたレベルよりも少なくなってきたから吸いたいという欲求はなくなってくるのです。
しかし、完全に離脱症状がなくなるかというとそうではありません。

何かのきっかけによってタバコを吸いたいなと思うこともありますが、そういう感情が起きる回数は確実に減ります。
また、仮にそういう感情が頭に浮かんだとしても、抑えきれないと感じることも少なくなってきます。
3か月目の離脱症状は、比較的簡単に頭の中から消し去って忘れてしまえるようになるのです。
禁煙3か月目の体調変化
体調変化に関しても、禁煙当初のように大きな変化が起きることもありません。
毎週のように禁煙の効果が目に見えて増えて変わってきているということはありませんが、この時期になるといろいろな病気のリスクが明らかに減少してくると言われています。
例えば、狭心症や心筋梗塞、あるいは胃潰瘍や十二指腸潰瘍といったものの発症率がかなり下がります。また、単に風邪を引きにくくなるということも挙げられるでしょう。
なかなか表面的には効果を感じられない効果ですが、体内では確実に禁煙が効果が現れている状態と言うこともできます。
禁煙することで食欲が増加して体重が増えてしまったという人も多いですが、増加していた食欲が落ち着きを取り戻してくるのもだいた3か月目くらいの時点と言われています。
まとめ
禁煙3か月目になると、体調などの変化は緩やかになり、目立った禁煙効果はわかりにくいです。しかし、体調面でいうと、かなり良くなっています。
また、禁煙3か月というと、病院での禁煙治療も3か月目安です。禁煙治療薬のチャンピックスの処方も3か月間の服用とされています。
そのため、3か月禁煙に成功して、欲求などもなくなっていれば、限りなく禁煙に成功していると考えても問題ないのではないでしょうか。
-
前の記事
禁煙1か月目の離脱症状や体調変化は? 2023.09.08
-
次の記事
禁煙によるイライラの解消法 2023.09.11