禁煙5か月目の離脱症状や体調変化は?
- 2023.09.07
- 禁煙について

禁煙5か月目の離脱症状や体調変化は、3か月目とほとんど変わりません。しかし、ここで禁煙してしまうと、簡単にニコチン依存状態へと舞い戻るので、気持ちを強く持って、禁煙を継続しましょう。
禁煙5か月目の離脱症状や体調変化
禁煙から5か月、すなわち20週間が経過することには、離脱症状を感じることはほとんどなくなっています。
体調の変化や離脱症状に関しては、3か月目とほとんど変わりません。ほぼ直接的な効果を感じる事はないでしょう。
この時期を乗り切れれば、禁煙の成功率は格段に高まります。しかし、まだ完全に安心してはいけません。
ちょっとした気の緩みが失敗を招くので、常にここは意識する必要があるでしょう。
人間の脳は快感を覚えてしまうと、それを追い求めるようになります。そうして失敗を引き寄せてしまうため、20週間くらい経過したらと言って油断してはいけません。
禁煙失敗は自分の気の緩みから生じるので、タバコは完全に破棄するのが好ましいです。目に見えるところに置いておくと、ついつい吸いたくなってしまいます。手元にあるタバコはすべて捨ててしまうのがポイントです。
また、タバコがある空間になるべく近付かないのも大切です。友達に付き添って喫煙所に行ったり、喫煙席などを利用したりするのも避けましょう。
20週間の禁煙ができれば、強い意志を持っていたと考えてよいでしょう。20週間の禁煙ができたのであれば、今後も乗り切れるはずです。
ただ、甘い気持ちを持っていれば話は別です。安易に考えるのはよくありません。
最終ゴールを明確にしたうえで、1日1日を着実に乗り切ってください。
常に禁煙のメリットを認識して過ごしましょう。タバコをやめることで感じられるメリットを認識することで、モチベーションを維持できるからです。
タバコを吸っていると、かぜやインフルエンザのリスクを高くします。免疫力を低下させるので、さまざまな病気の発症率が高くなるのです。
生活習慣病全般にも言えることで、高血圧や心筋梗塞などのリスクも高くなります。胃腸にも悪い影響を与えるなど、健康におけるメリットなど一つもありません。
ここまでくれば禁煙など楽勝と考えるのはよくないので、気を引き締めて望んでください。そもそも簡単にタバコをやめられるのであれば、もっと早い段階から成功していたでしょう。やめるのが難しいことは誰よりも自分自身が一番よく知っているはずです。
5か月目にタバコを吸ってもニコチン依存症は再発する
5か月目まで禁煙しても、タバコを吸ってしまえば、またニコチン依存症は再発します。そうなると、また最初から禁煙を始めなければいけません。
万が一喫煙をしたくなったときは、他のことに集中するように心がけましょう。入浴したりガムを噛んだり、また趣味に時間を費やしたりするのです。
タバコのことを頭から離していく必要があり、それが欲求を遠ざけることになります。
20週間もタバコから離れていれば、身体にさまざまな変化が生じているでしょう。禁煙をする効果の素晴らしさも実感できているはずです。
ここでタバコをまた吸ってしまうと、せっかく手に入れた上質な睡眠や、体調の良さ、肺機能などを失ってしまいます。
タバコは、脳内の報酬回路に直接影響を与えます。
タバコを吸うと、肺から吸収されたニコチンが脳に達し、ニコチン受容体に作用してドーパミンを過剰に放出させるのです。ドーパミンは、脳の快感や満足感を与える神経伝達物質の一つで、快楽を与えます。タバコを美味しく感じ、また吸いたくなってしまうのです。
こうして気が付くと、またニコチン依存症になります。簡単にニコチン依存症に戻ってしまうのです。
脳内に直接影響を与えるので、気合だけではなんともなりません。
「1本ぐらいなら大丈夫」と吸ってしまうと、2本・3本・4本と吸ってしまうのです。
せっかく5か月も我慢したのであれば、ここで喫煙してしまうのは愚の骨頂です。

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