禁煙によるうつ症状・不安感や倦怠感の対策
- 2023.09.13
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ニコチン離脱症状には、さまざまな症状がありますが、その中に精神作用があります。精神作用に耐えるためにも、一度タバコのデメリットを深く認識し、禁煙の意欲を高めましょう。また、もし自力で禁煙できない場合には、薬に頼る方法もあります。
ニコチン離脱症状の症状
禁煙によるニコチン離脱症状は、血中のニコチン濃度が低下することで発生する症状です。禁煙するためには避けては通れない道と言えるでしょう。
当初はイライラしたり集中力がなくなったりして、再び喫煙を始めるという人が少なくありません。
タバコに含まれるニコチンは、肺によって血中に届けられます。ニコチンと受容体の結合によって、快楽を生み出すためのドーパミンが放出。これが、タバコを吸えば気持ちが楽になる、ストレスが解消できる、などと言われる理由です。
ニコチン離脱症状には精神的作用がある
禁煙すると、ニコチン離脱症状の一環で、セロトニンの分泌にも影響し、うつ症状を招いてしまう人がいます。禁煙中の不安感や倦怠感なども同様であり、改善させるには待つしかありません。体質を正常に変えていくには時間と根気が必要になりますので、焦らずに対策をしましょう。
自身の精神状態も冷静に判断し、あまりにひどいようであれば、禁煙外来や心療内科で抗うつ剤を処方してもらえます。
ニコチン離脱症状は1か月程度も続くことがあるので、最低でも1か月は集中力を持って臨むことが大切になります。
ここで我慢できず、1本でも吸ってしまうと、禁煙に失敗します。
禁煙とはとても困難で、一度挫折すると二度目の挑戦はもっと大変になるのです。
ニコチン依存症が発症すると非常に辛い思いをするので、ついついタバコに手が伸びることになります。
しかし、この段階で喫煙してしまうと、負のループから抜け出すことはできません。何度も失敗を繰り返していると挑戦する意欲が失われていき、永遠に禁煙できなくなる可能性が高いです。
やめると決めたら離脱症状が発生しても、我慢してそのまま続けることが重要です。続けることでしか成功は勝ち取れないので、ゴールをイメージして挑戦してください。
離脱症状が長期的に続いている人ほど、タバコに依存していたことになります。うつ症状や不安感・倦怠感などは、いずれ解消されます。
もしも耐えられないようなら、禁煙外来などの医療機関を利用しましょう。
意思だけでは禁煙できなかった!という人へ
ニコチン依存症は立派な病気で、麻薬などに近い依存性を持ちます。
そのため、気合や根性だけでは辞められないこともあります。ヘヴィスモーカーであればあるほど、禁煙は大変でしょう。
そんなときは、医薬品を頼りましょう。
最も成功率の高い禁煙方法は、チャンピックスによる禁煙治療です。
チャンピックスは、世界で初めての禁煙補助薬で、12週間服用することで、非常に高い確率で禁煙できます。
もちろん、禁煙率は100%ではなく、禁煙への強い意志が必要となります。
しかし、医学的知見に基づいて、ニコチン離脱症状を軽くする作用も薬効には含まれています。また、服用することで、ドーパミンも放出されるので、タバコを吸う必要がありません。さらに、タバコをまずくさせる効果をあるのです。
自力で禁煙できなかったという場合は、薬を頼ってみてはいかがでしょうか?
チャンピックスについては、こちらを参照ください。
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