禁煙2週間目の離脱症状や体調変化は?

禁煙2週間目の離脱症状や体調変化は?

禁煙2週間目になると、ニコチン離脱症状は緩和しますが、緩和するが故に注意すべき事もあります。また、2週目になると体調も良くなるのです。

離脱症状は緩和する

禁煙で最も辛いのは1週間目で、2週間目に入ると離脱症状はかなり緩和されると言われています。最初の辛い1週間を乗り切った人であれば、2週間目は禁煙の効果、体調の改善や変化を感じることのほうが多いです。

離脱症状は人によっては年単位でも続いていると言われており、2週間程度で全く消失してしまうようなものではありません。しかし、それは最初の週よりは感じる回数も減り、喫煙欲求を感じることがあったとしても1回あたりの持続時間も短くなります。

問題は、このように最初の週の時点よりは離脱症状が緩和されてきていることそのものにあります。

以前よりはあまり吸いたいと思わなくなってきたのだから、ここで1本くらい吸っても構わないだろうという誘惑です。この、1本くらいならとか、1本だけならという誘惑がくせ者で、禁煙を失敗する大きな原因になります。

というのも、たった1本だけであっても、それによって脳は快楽を感じてしまい、再びニコチンに依存してしまうのです。

せっかくそこまで無理をしなくてもタバコを吸わなくて済む状態が継続できるようになってきたにも関わらず、再度発症してしまうと、禁煙は困難となります。

ニコチン依存症が再発症してしまうと、タバコを求める脳の報酬回路が再度開かれます。結果、禁煙前と同じ状況になってしまうんですよー。

2週間目の体調の変化

2週間目に入ることで起きる体調の変化にはいろいろなものがあります。

例えば、睡眠の質が改善していくことでしょう。夜はぐっすりと眠れて、夜の睡眠の質が悪くて昼間の眠気に悩まされていた人も改善を実感できます。

これもニコチンが体から抜けてきたことによるものです。ニコチンは依存性があるだけでなく、睡眠の質を低下させる働きもあります。

また、呼吸器や循環器の機能が改善します。何年も喫煙を続けてきた人であっても、たったの2週間で心臓や血管の調子が良くなるのです。

咳や痰も少なくなってきます。ウォーキングやジョギング程度のことでも、タバコを吸っている間とは体の動きが異なり、体が軽いように感じることでしょう。

まとめ

これらの効果を実感することは禁煙の継続にとっては非常に重要なことです。その意味では多少時間を作ってでも変化を感じるようにしたほうが良いでしょう。

常に家にこもっているばかりとか、通勤も電車で往復するのみというのでは効果を実感しにくいです。

軽い運動をする機会を作ってみてはいかがでしょうか。

とくに女性の場合は肌の美しさが変わってくるはずです。それまでくすんだ色をしていたのが改善し、化粧ののりも良くなってきます。これは女性にとっては大いにモチベーションを高めることになるでしょう。

このように、長年喫煙してきた人であってもわずか2週間目くらいでもいろいろな良い変化は起こります。それを励みに禁煙の継続を頑張っていくようにすれば良いでしょう。